こんにちは地方暮らし30代共働きのデリカ夫婦です。
令和5年3月に購入したデリカD5も乗り始めてあと少しで2年が経過。
実は半年前にディラーにデリカの定期点検をして貰った際に
「アドブルー液が減っていたので13リットル補充しました」とディラーの方から言われ
工賃含めた値段:6,500円をディーラーにお支払い。(ディラー価格=アドブルー1ℓ500円)
アドブルーいらないと思ってました‥‥笑
デリカは軽油だから維持費が安いと思ってたけど、定期的にアドブルー液補充代もかかるなんて!
ですが、調べるとアドブルー液を入れるのは簡単!!
しかも、アドブルーはネットで買えて、値段も安いんです!!
(セルフ価格=アドブルー1ℓ250円〜300円程度)
アドブルー補充は女性1人でも簡単にできるよ!
でも、デリカD5はアドブルーの残量を常に確認することができません!(詳細は後述します。)
前回のアドブルー補充から約5,000km以上走行してるので、アドブルーが減っているはず。
皆さんが高い値段を払わないで済む!少しでもお得に!!
皆さんに共有しようと思い、セルフ補助の仕方をブログ記事で紹介します。
デリカユーザーの方、これからデリカD5に乗ろうと思っている方
デリカに限らず、アドブルー補充が必要な車に乗っている方、少しでも参考になればと思います。
この記事を読むメリット
- アドブルーの必要性が分かる
- 自分で補充ができるようになる
- 車の維持費を安くできる
- おすすめのアドブルーを紹介
とにかくアドブルーの補充方法が知りたい方は、目次の補充方法・手順を解説をクリックして下さい!
そもそもアドブルー(AdBlue®)とは?デリカD5に必要なの?
アドブルー:尿素と純水を32.5%:67.5%の比率で混合した高品位尿素水
アドブルー(AdBlue®)が必要な車とは「尿素SCRシステムを搭載するディーゼル車」のことです。
アドブルーの役割は、ディーゼルエンジンから排出される窒素酸化物(NOx)を浄化することです。
アドブルーから生成されたアンモニアと窒素酸化物を化学反応させることで、
窒素酸化物は大気中の窒素と水に分解され排出されます。
これにより、低燃費と高出力を両立しながらクリーンな排出ガスを実現しています。
要するにディーゼルエンジンの排気ガスを浄化するために使用される尿素水溶液のこと。
デリカD5には尿素SCRシステムが搭載されているので、アドブルーが必要になるのです。
クリーンディーゼル車はアドブルーが必要なんです!
尿素SCRシステムを搭載していないディーゼルエンジン車や
同システムを搭載する必要がないガソリン車には、アドブルーの搭載も必要なし。
普通の車には必要ないから、あまり聞いた事なかったんだ〜
尿素SCRシステムとアドブルーが働く仕組み
尿素SCRシステムは、ディーゼルエンジンの排気経路上に設置されています。
以下のようなメカニズムで排気ガスをクリーンにし、外部へと排出します。
排気ガスを水にする流れ
- マフラー内部で、ディーゼルエンジンから排気されたガスにアドブルーが噴射
- 噴射されたアドブルーは高温下で気化、さらに酸化触媒と尿素SCR触媒の中で加水分解されて、アンモニアガスになる
- アンモニアガス(NH3)と、排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)が化学反応を起こす
- 窒素酸化物が環境にとって無害な窒素(N)と水(H2O)に分解される
そのままでは、匂いが強いため、可燃性でもあるアンモニアを安全に使用・車載されたのが
尿素と純水を32.5%:67.5%の比率で混合した高品位尿素水「アドブルー」なのです。
なお「アドブルー」「AdBlue」は、ドイツ自動車工業会(VDA)の商標登録です。
アドブルーという商品名を使用できる高品位尿素水は
原則、ドイツ自動車工業会から認証を受けた製品のみとなるそうです。
アドブルー(AdBlue®)切れたら大変|エンジンが始動できなくなる!
ディーゼル車の走行時に少しずつ噴射・消費されていくアドブルーは、定期的に補充が必要な消耗品。
また尿素SCRシステムを搭載する車の多くは
アドブルータンクの残量や濃度を検知する機能も備えているため
排出ガス浄化に必要なアドブルーがなくなると、エンジンを始動できなくなる仕組みになっています。
デリカD5は残念ながら常に残量チェックできません‥
もし走行中にアドブルーがなくなっても走行を続けることは可能ですが
アドブルーの残量がない状態でエンジンを停止させると、補充が完了するまで再始動させることができません。
尿素SCRシステムを搭載するディーゼル車を使う際は
走行の度にメーター横の警告灯でアドブルーの残量をしっかりとチェックし
こまめに補充してアドブルー切れを予防しましょう。
何事も予防が大切ですね。
走行中にアドブルー切れた場合の対処法
もしも、走行中にアドブルー切れに気が付いた時は、エンジンは切らずに
そのままアドブルーを購入できる店舗へ向かってください。
具体的には、お乗りの車を購入したディーラーやカーショップの他
最寄り、またはトラック等の利用が多い高速道路近くのガソリンスタンドを目指すのがおすすめです。
なお、アドブルー切れに際してタンクに水や油を混入したり
他の割合で調合された尿素水やアンモニア水、水道水、尿等の液体をアドブルーの代替品として使用するのは大変危険。
万が一、アドブルー以外の液体入れたらどうなるの??
排出ガス浄化機能が正しく働かないばかりか
触媒の腐食や、DPFが目詰まりする原因となることもあるそうです。
絶対にアドブルー以外は入れないで下さいね!
アドブルー補充が必要な走行距離の目安|一般的な値
それぞれの各車両サイズに応じた目安は以下の通りです。
参考:車両サイズとアドブルー液の必要量
- 乗用車タイプ:7~13リットル
- 小型(2t)トラック:15~30リットル
- 中型(4t)トラック:30~40リットル
- 大型(10t)トラック:40~60リットル
一般的なアドブルーの消費ペースと各車種のタンク容量を基準に
タンクを満タンにしてから補充が必要になるまでの走行距離を割り出すと、以下のようになります。
参考:車両サイズとアドブルー液の必要量
- 乗用車タイプ:およそ6,000~12,000㎞
- 小型(2t)トラック:およそ12,000~27,000㎞
- 中型(4t)トラック:およそ26,000~36,000㎞
- 大型(10t)トラック:およそ35,000~55,000㎞
アドブルーの補充タイミングを計算する際の参考として、ぜひお役立てください。
デリカD5のアドブルータンク容量は約16リットル
ここからは、デリカD5のアドブルーについて、深掘りしていきます。
デリカD5アドブルー警告灯・補充頻度|良くある質問をまとめてみた
三菱自動車公式HPを参考にデリカD5のアドブルーについての質問や疑問をまとめてみました。
このように、車種に応じて対応は変わりますが今回はデリカユーザーの方に向けて
デリカD5に特化した内容を紹介します。
AdBlue®は何kmごとに補給する必要があるの?[デリカD:5(3DA-CV1W)]
さてデリカは何キロ毎にアドブルーの補充が必要か?
三菱自動車公式HPで確認しました。
その結果
デリカD5は走行状況にもよりますが、おおよそ1000km毎に1L程度
デリカD5の尿素水タンクの容量は約16L ですので、おおよそ1~1.5万kmごとの補給が必要です。
しかし、高速道路走行、登坂路走行など負荷のかかる走行が多い場合は
これより短い距離で補給が必要になる場合があるので注意が必要です。
三菱自動車公式HPでは、点検やオイル交換などでディーラーに入庫した際に補給することがお勧めされていました。
三菱は商売上手ですね!笑
自分でアドブルーを入れる方法は後述しますね!
AdBlue®の残量警告灯はあるのか??デリカD:5(3DA-CV1W)
アドブルーの残量が減り、走行可能距離が約2000km以下になると
マルチインフォメーションディスプレイ内のインフォメーション画面に残量警告が表示されます。
その後も画像のように段階的に残量警告が表示&メーター内の警告灯が点灯または点滅します。
※アドブルーを入れてしばらくすると警告灯は自動で消えます!!
常に残量が表示されてくれたら良いのに〜
つまり、走行可能距離が2000km以上であれば、アドブルー残量は表示されません。
なので、アドブルーを補充した際の走行距離を覚えておく必要があります!
ガソリンスタンドの尿素水(AdBlue®)補給装置を使用しても良いのか?[デリカD:5(3DA-CV1W)]
ガソリンスタンドの補給装置に対応不可。
ガソリンスタンドに設置されている給水ノズルの多くは大型車用のため
補給の流れが速く給水口からあふれたり、周囲に飛散するおそれがあるそうです。
また、給水ノズルがお車の給水口より大きく使えない場合もありますので
三菱自動車公式HPでは、三菱販売会社での補給が勧められていました。
三菱は商売上手ですね!本日2回目!笑
それでは、セルフでアドブルー補充する方法を紹介します!
デリカD5のアドブルー補充方法・手順を解説
今回は前回の補充から5,000km走行したので、5000÷1000=5ℓ
5ℓのアドブルーが必要だと考えて、今回はサンエイ化学のものを購入しました。
アドブルーは開封後、速やかに使用しないといけないので
使い切れる量を購入しましょう!
\ペットボトルタイプのアドブルー/
\残量警告灯が出た方は10ℓ以上のものを購入しましょう/
ディーラーに比べるとネットで買うと格安です!!
アドブルー補充手順
- 平坦な場所に停車
- 走行距離を確認
- エンジンを切る
- アドブルーの蓋を開ける
- アドブルータンクのキャップを開ける
- 漏斗(ろうと)を補給口に差し込む
- アドブルー補充
デリカユーザー目線で解説します。
まずは必要な物を揃えましょう!
アドブルー補充に必要な物は3つ
アドブルー補充に必要な道具は
- アドブルー液
- 漏斗
- 汚れてもいいタオル等
漏斗(ろうと)は100均一などに売ってあるもので十分です。(ペットボトルタイプのアドブルーに必要)
漏斗の大きさは、注ぎ口の長さが4.5cm〜5cmの物を使用しました。
このサイズがベストだと感じてます。
小さい漏斗だとアドブルーを注ぐ時に安定しないかもしれません‥
※ただし、10ℓ以上のアドブルーはノズルがついてるので漏斗は不要です。
アドブルーを付着したままにすると、乾いた後に白い結晶のような痕がつきます。
指でこすればとれますが、なるべくなら汚したくないですよね。
アドブルーが溢れた時や、アドブルーがついた時に拭き取るようにタオル等が必要です。
アドブルーの入れ方を解説|画像で分かり易く
まずは車体を平坦な場所に停車します。
極端な勾配のある場所では、アドブルータンクの傾きで補充がうまくできない可能性があるからです。
次回補充する際の、補充量の目安になるので
アドブルーを入れる直前の走行距離を覚えておきましょう。
前回ディーラーで満タンに補充してもらった際の走行距離が29,049kmでしたので
34,427km−29,049km=5,378km
前回の補充から5,378km走ったことになります。
アドブルーは1000kmで1リットル補充と言われてますので5ℓは入るはずなんですが‥‥
実際に入れて確認してみましょう!
走行距離を確認したら、エンジンを停車しましょう。
使用上の注意書きにも、注入時にはエンジンを停止して下さいと書いてあります。
アドブルーの補給口は後部ハッチを開けて、床面マットの下に隠されています。
マットをめくると黒い蓋が出現します。
蓋を外すと
緊急時の修理キットや工具が入っており、左側に補給口が確認できます。
補給口の蓋はロックがかかっています。
矢印のところを押すとロックが外れて、蓋が開きます。
アドブルーのキャップを反時計回りに回すと簡単に外せます。
キャップを外したら、補給口の周りにタオルや雑巾等を敷き詰めます。
その後、漏斗を差し込み補充の準備は完了!!
アドブルーを補充していきます!!
残量表示がないので、アドブルー入れる⇨漏斗を外して液面を確認を繰り返します。
補給口付近までアドブルー液が見えたら、補充が完了です。
最後にキャップを時計回りに締め、こぼれたアドブルー液をしっかり拭き取りましょう。
カチッっと音がしたらキャップが閉まった証拠です!!
ちなみに、アドブルー=尿素水なのでクサいと思ってましたが無臭でした。
デリカD5のアドブルー消費量を計算|1000kmで1ℓ消費では無かった
一般的に1000kmでアドブルーを1ℓ消費されるとのことでしたが‥‥
前回の補給から34,427km−29,049km=5,378km走行
5,378km÷3ℓ=1,792.66666…..
つまり、我が家のデリカD5は約1792kmの走行でアドブルー1ℓ消費していました。
もちろん、車両の個体差や乗り方次第でも、消費に差が出るとは思います。
次回、アドブルーを入れる時には必要な容量を考えて、買い過ぎないようにします!!
是非、アドブルー補充量の参考にして下さい!!
\ペットボトルタイプのアドブルー/
\残量警告灯が出た方は10ℓ以上のものを購入しましょう/
まとめ
デリカD5のアドブルー補充の記事はいかがでしたか?
アドブルー補充手順
- 平坦な場所に停車
- 走行距離を確認
- エンジンを切る
- アドブルーの蓋を開ける
- アドブルータンクのキャップを開ける
- 漏斗(ろうと)を補給口に差し込む
- アドブルー補充
自分でも簡単にアドブルーの補充ができそう!!と感じて頂けたと思います。
デリカは軽油なので、ガソリン車に比べて燃料費は安く済みますが
クリーンディーゼル車なので、定期的なアドブルーの補充が必要になります。
ディーラーや車屋さんにやってもらうのは、とても楽ですが費用が高くなりがちです。
ディーラー価格13ℓ補給⇨6,500円
自分で買うなら3,000円程度
実際、自分達でするよりも費用は2倍程でした‥‥
これからも、自分でできることは、自分達でやって倹約に努めていきたいものです。
\エアコンフィルターも自分で変えると安く済みます!下の記事で紹介/
女性でも簡単・安心してアドブルー補充ができると思います!!
皆さんも少しでもお得にデリカを維持していき、快適なカーライフが送っていきましょう。
アドブルーは補給量に応じて、使い切れるサイズを購入しましょう!それではまた会いましょう!