こんにちは30代共働きのデリカ夫婦です。
最近、水害等で車が水没している映像をニュースでよく目にしませんか?
- 車が水没すると、ドアに水圧がかかりドアを開けれない。
- 交通事故でドアが変形すると、車外への脱出が困難。
その他にも車両火災等の災害により、容易に車内に閉じ込められてしまう可能性があります。

想像するだけで怖いですよね‥
そんな時、『車用緊急脱出ハンマー』があれば、女性やご年配の方でも、容易にウィンドウガラスを粉砕することができます。
緊急脱出ハンマーは、力を1点に集めることで、強化ガラスも比較的楽に割ることができます。
費用も、2000円前後あれば購入できるので、もしもに備えて車内に1本は設置しましょう。
- 災害等の万が一に備えたい方
- 緊急脱出ハンマーの使い方を知りたい方
- おすすめの脱出ハンマーを知りたい方
- ハザードマップの浸水想定区域内に居住している方



大切な命を守るためにも、数千円をケチる必要はないと思います。
結論から、デリカD5に車載したのは『AutoGo 緊急脱出ハンマー』です。



水中ではガラスが割れないものもあるので、使用用途に応じた商品を選ぶ必要があります!



皆さんに無駄な出費をさせないようにサポートしますのでぜひ参考にして下さい!
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Amazonと楽天市場では価格が違います!日によって価格差があるので安い方を選んで下さいね!
緊急脱出ハンマーは『ポンチタイプ』が個人的におすすめ、選ぶポイント


近年の異常気象で、豪雨により道路が冠水したり、川が氾濫する等‥
以前と比べて、「水没した車内に運転手が閉じ込められた」という報道を目にする機会が増えましたよね?
しかし、完全に水没した車両の窓は『金づちタイプ』のハンマーでは割ることができません。



命に関わる工具なので、しっかり理解して選んで下さいね!
3種類から選ぶ脱出ハンマーの特徴


- 金づちタイプ:本体のグリップを金づちを握るように「叩き割る」
- ピックタイプ:グリップ部をピックのように握って「叩きつける」
- ポンチタイプ:先端をドアガラスに「押し当てる」
緊急脱出ハンマーは、上記3種類のタイプがあります。



それぞれの特徴を紹介します。
金づち(金槌)タイプ
種類が豊富で、よく知られているのが金づちタイプです。
普通の金づちと違って、先端に小さい突起がついているのが特徴です。



この突起部分で、ガラスを叩いて割ります。
金槌タイプの使い方は、叩くだけ!誰がどう見ても使い方が分かる形状です。
これなら、使い方を事前に説明しなくても、同乗者も迷わず使用可能です。
よって、よく人を乗せる方には、金槌タイプを車載しておくと安心です。
ピックタイプ
ピックタイプは、アイスピックのように握って、窓に叩きつけて使用するツールです。
グリップの先に先端ピックが取り付けられているシンプルな構造です。



シンプルなので、緊急時に使いやすいのがメリット。
また、グリップにシートベルト切断用カッターもついている一体型製品の場合は
グリップを握ったまま、持ち変えずにシートベルトの切断が可能です。



超緊急時の迅速な動作に適しています。
また、簡易消火器やLEDライト、ラジオと一体型の製品もあります。
ピックタイプを選ぶ際は、どのようなプラス機能がついてるかチェックしましょう!
ポンチタイプ
ポンチタイプは、ガラスに直接押し当てるだけで
内蔵された突起が飛び出して、ガラスを粉々に粉砕してれる便利なグッズ。
力がほとんど必要ないので、女性や高齢者でも安心して使えます。



他に比べてサイズが小さいので、簡単に持ち運べます。
私たちが購入した製品と同様に、キーホルダー式のものがたくさん販売されています。



水中でも使えて車載しても邪魔にならない、小型のポンチタイプがおすすめですよ!
必ずシートベルトカッター機能付きのものを選ぶ


緊急脱出ハンマーを選ぶ際は、シードベルトカッターと一体型の製品を選びましょう。
窓から脱出しようとした際、シートベルトが外れず動けなくなるケースがあります。
自動車が転覆や転倒した場合、シートベルトに乗員の体重が加わり、シートベルトがロックして外すことが困難になります。
現在は、ほとんどの製品にはシートベルトカッターがついています。



ただし、備わっていない商品もあるので、購入の際に要注意!
緊急時脱出ハンマーはフロントガラスに使えないって本当?
車外へ脱出する際は、フロントガラスを割って脱出しようと思っていませんか?
しかし、『フロントガラスは、合わせガラス』なので脱出用ハンマーでは割れません。
また、一部の車種では、ドアガラスやリアガラスにも合わせガラスが使用されています。



じゃあ、どこを割ればいいの?



各窓の強化ガラスを割りましょう!
合わせガラスと強化ガラスの見分け方|目視で簡単に確認


自動車のウインドウガラスには、飛び石など飛来物からの保護、運転時の視界確保、事故が起きた時の被害軽減など、ドライバーと同乗者の安全や快適性を確保する役割があります。
そして、たとえば可視光線の透過率が70%以上であるなど、詳細な保安基準が設けられています。
こうしたガラスは「安全ガラス」と呼ばれ、自動車専用に設計・製造されています。
安全ガラスには大きく分けて「合わせガラス」「強化ガラス」があります。
合わせガラス


合わせガラスは、2枚のガラスの間に「中間膜」と呼ばれる透明樹脂フィルムをはさんで貼り合わせた3層構造のガラスです。
ガラスが割れても中間膜によってヒビが入るだけで視界を大きく妨げず、破片の大部分が飛び散らず、粉々に砕け散ることもありません。
つまり、フロントガラスは脱出用ハンマーでは割れない!
また、事故の際に体などが衝突しても、中間膜が衝撃を吸収することで、大けがになりにくいような安全性を備えています。
JISマークの付いた自動車用ガラスでは、JISマーク付近に“L”または“LP”の表記があります。



運転手を守る為に、フロントガラスは考えられて作られてますね!



1987(昭和62年)9月以降に製造された車には、フロントガラスに合わせガラスを装備することが義務づけられているそうです。
強化ガラス


強化ガラスは、板ガラスを700℃近くまで熱し、空気中で急速冷却することによって表面に「圧縮応力」という衝撃を打ち消す特性をつけたガラスです。
つまり、熱処理等によって強度が増したガラスで、衝撃抵抗が普通の同厚ガラスの3〜5倍と、割れにくいのが大きな特徴です。
強化ガラスに強い衝撃を与えると、網目状の亀裂が入り粉々に砕け散ります。
強化ガラスは主にドアガラス、サイドガラス及びリアガラスに用いられ、緊急脱出ハンマーで破砕が可能
破損したときには、破片は角のない粒状となり、ガラス片によって大きなけがをするリスクが少なくなります。



脱出用ハンマーを使っても、ガラス片で手を切る心配は少なそうですね。
JISマークの付いた自動車用ガラスでは、JISマーク付近に“T”または“TP”の表記があります。
デリカD5はどこの窓を割ればいいの?現行車で確認


デリカD5を確認するとフロントガラス以外は、強化ガラスでした。



フロントガラス以外には、JISマーク付近に“T”が入っていました!
よって、サイドガラス・リアガラスに脱出用ハンマーを使用しましょう。



それでは、窓を割る方法を解説します。
緊急脱出ハンマー(レスキューハンマー)の使い方をレビュー


それでは、実際に購入したポンチ型の『AutoGo 緊急脱出ハンマー』を使います。



軽自動車にも乗せるので、わたしは3つ購入しました!
緊急脱出ハンマーを用いて、窓ガラスを割る際のポイントは


窓の四隅(外枠付近)を狙うこと!
なぜなら四隅は、弾性が小さいので窓の中央に比べて割れやすくなっています。



実際の窓は割れないので、テストガラスを使用して解説します
押し込むだけで簡単に割れた!水中でも同様の効果を確認


テストガラスが2枚付属されています。
使い方は、この本体を持って、『カチッ』と音がするまで対象面に押し込むだけです。
『カチッ』っと音がするのと同時に、内蔵された先端部分が飛び出してきます。





水に入れて使用しても、しっかり割れました!
- 腕の力だけでなく、体重をかけるように押し込む
- 先端がガラスと垂直になるように押し込む
腕の力だけでは、女性や高齢者の方は力が足りないかもしれません。



体重をかけて使用しましょう!
実際に使ってみると『カチッ』と音がするには、ある程度の力が必要でした。



ちなみに7歳の息子は、力が足りずに割ることができませんでした。
シートベルトを外してから窓ガラスを割る
シートベルトをした状態では、助手席や後部座席の窓ガラスに手が届かなかったり、窓ガラスを割るのに十分な力を発揮できません。
車内で脱出用ハンマーを使うときは、ベルトを外してから行うようにしてください。
シートベルトカッターの使い方


キーホルダーのついた保護カバーを引っ張ると、シートベルトカッターが出てきます。
この刃の部分に、シートベルトを挟んで切断します。
保護カバーを取り外す
シートベルトをしっかり掴む
シートベルトをピンと伸ばした状態で斜めにカットする



本体と保護ケースカバーは、しっかり密着されています。よって、車の振動で保護カバーが外れる心配がありません。
注意点!設置場所が最重要
緊急脱出用ハンマーは使用頻度が少ないため、グローブボックスや荷室などに収納してしまいがち。
しかし、緊急時にとっさに手に取り、使用できなければ意味がありません。
保管場所としておすすめなのは、運転席のドアポケットやセンターコンソールなど。
シートベルトが外せない状況でも運転席から手の届く位置に設置することがポイントです。
実際に事故が起こったときに衝撃でどこかに飛び出してしまわないように、しっかり固定できる場所に置きましょう。
また、キーホルダー付きの緊急脱出用ハンマーを選べば、さまざまな場所に取りつけられるのでおすすめです。
デリカD5の適切な積載場所はボックス内


シートベルトが外れなくても手が届き、また走行中の振動などで、床面に転がったりしないような場所は‥?
その結果、デリカD5のセンターコンソールボックスとインパネロアボックス内に収納することにしました。
- シートベルトに拘束されても手の届く場所
- 衝撃等で飛んだり、どこかに移動してしまったりしない場所



運転席も助手席からも手の届く範囲なので、この位置に収納することが最適解!



ボックスは蓋付きなので、どちらの条件もクリアですね。
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実は割れない?ネットで出回っている情報には注意!
インターネット上には、自動車の窓ガラスを割る方法がいくつか掲載されています。
- 小銭を入れたビニール袋
- 車のキー
- スマートフォン
- ビニール傘の先
…といった方法で窓ガラスが割れるとされていますが、実際のところどうなのでしょうか?



小銭を入れたビニール袋やビニール傘などの方法では、まったく割れなかったそうです。
JAFでは、上記のほかヘッドレストや市販の脱出用ハンマーなどを使ってドアガラスを割るテストを実施しています。その結果、実際に割れたのは「脱出用ハンマーのみ」でした。
JAFは、「狭い車内では力が入れにくく、水没時は水の抵抗もあり、基本的には脱出用ハンマー以外のものでは割れない」とのテスト結果をまとめています。
参考:JAF「水没時、何を使えば窓が割れるのか?(JAFユーザーテスト)」
タイプ別おすすめの緊急脱出ハンマー3選


自動車の窓ガラスを割って車外へ逃げ出すには
『脱出用ハンマー』が必要であることは理解していただけたと思います。



タイプ別に厳選した「おすすめのハンマー」を紹介します。



自分に合ったものを選んで下さいね!
金づちタイプ
先述したとおり、水中では使えない点は注意が必要です。
▼60年以上続く国内カー用品メーカー「大自工業」が提供する「メルテック」▼



固定ホルダーや両面テープも付属しているので、フロアマットやお好きな場所に設置が可能です。
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この製品は、ドイツGS認証検査にて安全性の規格に合格済み。安全に使えるハンマーです。
ピックタイプ
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LEDライト付きで、底面がマグネットなのでボンネットなどの金属部分にも置くことができる。



アウトドアをよくする方にはオススメ!
▼USB充電やソーラーで充電が可能(現在、Amazonのみ取扱い)▼



アラーム機能やコンパスもついてるので、登山をする方におすすめ!
ポンチタイプ
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とにかく小さくて、持ち運びに便利。
キーホルダーとして使ったり、バックに着けておくと安心。
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防災安全協会推奨品です。私たちはこれを3つ購入しました。


まとめ
本記事では、緊急脱出ハンマーについて解説しました。
私たちはサイズ・使い勝手・機能性・コスパを踏まえて『AutoGo 緊急脱出ハンマー』を選びました。
皆さんも、タイプ別のメリット・デメリットを理解した上で、自分の使用用途にあった製品を選んで下さい。
脱出用ハンマーは、さまざまなメーカーや種類が多くて
どれを選べばいいか、悩んでいる方に少しでもお役に立てればと思います。
- 破壊効果のある製品を選ぶ
- すぐに使える(手の届く)場所にハンマーを置く
- フロントガラス以外の窓ガラスを割る
- シートベルトカッター付きの製品を選ぶ
- 水中では金槌タイプのハンマーは使用不可



たった数千円で、万が一の備えになるので車に1個は乗せておきたいものです!
ぜひ、この機会に購入を検討してみて下さい。



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